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office story
今回ヴィスがPICK UP OFFICE!!でご紹介するオフィスは、外資系製薬会社のフェリングファーマ株式会社です。
弊社がヒアリングにお伺いした時には、既に何社からかプランとデザインが提案として出ている状態でした。
そこでもっと何かスペシャルなオフィス、フェリングファーマ株式会社にとって良いオフィスを提案したいと思い、社内の雰囲気、本国の雰囲気、原状の問題点からの改善要望、訪問される方々の属性、そして、社長・副社長の思い、また、これからの会社の方向性まで、いろいろな角度からどのようなオフィスが希望かをお伺いしてみました。
ただ、なかなか具体的な方向性は出てこない中で、ご担当者の宇佐美氏が言われたのは
「せっかくの移転なのにもっと楽しいオフィスにならないでしょうか?」
と言う言葉でした。
そのひと言が、ひっかかり、その希望を叶えるべく設計との打合せを重ねました。
まず、女性に対する製薬がメインなのでエントランスの印象は曲線を用いて、柔らかい空間を創造することを考え、(当初のプラン)入口から入ると大胆な曲線を描いた壁が目に飛び込んでくるようにしました。
また、製薬会社ということで、暖かさと清潔感を表現するために白を基調とし、木との組み合わせでデザインをしました。
内部のレイアウトはコミュニケーションのとりやすさを重視したワークスペースの確保に注力しました。
その後、受注までプランに何度も手直しを入れ、出た要望に対してはスピード感を持って対応していました。

プレゼンテーション後の社内投票の結果、設計・デザイン・プロジェクトマネジメントに関して、弊社でとの話しをいただき、やっとスタートラインに立つことができました。
エントランスの大胆な曲線と内部の整理されたレイアウトに高評価をいただけたということで、社内投票に苦手意識があったものの、ここで一つ壁をクリアできたという自信にも繋がりました。
弊社に決めていただけてからはデザインに関して、ほぼお任せしていただいて、普段使わないような照明器具であったり、オリジナルな壁紙などいろいろ提案でき設計冥利につきました。
また、会議室毎に雰囲気を変えようなど、より楽しく仕事ができる空間となるよう工夫をしました。
ビルには工事区分というものがあり、A工事、B工事、C工事という言い方をします。(昔ながらのビルでは甲乙丙という言い方もします)この工事区分とは下記の違いがあります。

■A工事
工事費用:オーナー側負担
工事施工:オーナー側施工業者
■B工事
工事費用:テナント負担
工事施工:オーナー側施工業者
■C工事
工事費用:テナント負担
工事施工:テナント側施工業者
ビルによってはビルオーナー側指定の業者で施工する工事、B工事でないといけないビルがあり、今回は内装工事がそのケースに該当しました。
したがって、基本的な内装工事はビルオーナー側(今回は森トラスト株式会社)で施工、表装工事や什器発注などは弊社でと、コラボレーションをしながらお客様目線でオフィス造りをしていくことになりました。
壁面の支えになる"LGS"と呼ばれる軽鉄と壁面のベースとなる"PB"と呼ばれる石膏ボードの施工はビルオーナー側指定の施工会社でおこない、表装工事のパテ処理やクロス張り、また照明の選定や什器の発注などはヴィス側と上手く切り分けをして現場がスムーズに行くように協力して施工していきました。
ビルオーナー側担当の方に、夜遅く修正図面を送っても、すぐに連絡をいただくなど、お互いねぎらいつつ一緒にスピード感をもって仕事をしているという意識の共有ができました。
無事移転が済み、打ち上げの時に喜んでいただいた笑顔がとても嬉しかったです。その後、弊社実績紹介でツアーを組む時に必ず声をかけさせてもらうのですが、快く引き受けてくださり、その度に本当に良いオフィス造りのお手伝いができたんだなと感じています。
また、今回の移転工事を通じ、感じたことは一人では何もできないということでした。ビルオーナー側の工事の方々にも本当に様々なご協力をいただき、すばらしいオフィスが完成したと思います。

医薬品の開発、製造、販売ならびに輸出入業務等