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2014.2.13

From VIS

【大阪オフィス移転プロジェクト】第4回:移転先ビルの内装工事着工

オフィス内装工事

いよいよ内装工事着工です! プロジェクト発足から半年、ついにこの瞬間を迎えました。オフィス物件が決定してから工程の検討、現地調査、デザイン、家具の選定から協力会社様との打合せまで、既に思い出が一杯ですが、ここからが私たちの仕事の醍醐味です。 考え抜いたプランが形になっていくプロセスを、ぜひ一緒にお楽しみください!

■資材の準備■

今回当社のオフィスでは、造作家具、輸入家具を導入します。それらを設置するための資材を準備するのに、通常よりも時間がかかります。

資材の準備に掛かる期間は、在庫品であれば1週間程度、受注生産品であれば2-4週間など内装プランによって違い、納期も様々です。手配が遅れると着工、納品のスケジュールにも影響がでるため、常に注意しなければいけないポイントです。

また、第3回:「着工前の準備」の【ヴィス豆知識】でも触れていますが、家具の手配は、国内メーカーのもので約1ヶ月、海外のもので3ヶ月から半年の期間が必要なものもありますので、お気を付けください。

ケースバイケースで複雑な海外製品などの納期については、私たちに聞いていただければすぐにお調べいたします。

■キックオフミーティング■

工程表に基づき準備を整え、オフィスの内装工事、インフラ工事、B工事を進めていきます。

工程表とは、移転に必要な内装工事、インフラ工事、お引越し、そしてB工事(一般的なオフィスビルでは防災設備工事、建築設備工事)と呼ばれる、ビル管理会社の指定施工会社による工事など、多岐に渡る工事の作業時間や内容がスムーズに連携して進んでいくように調整・記載された工事スケジュールのことです。

並行して行う工事や、予め順番が決まっている工事など、複数の工事と施工会社が関わっていますので、一つの工事が遅れると、全ての作業に影響が出ます。そのため、着工前には、関係者が一同に会する「キックオフミーティング」を開催し、全体スケジュールと工事内容を共有します。

■工事の流れ■

ここからは、具体的な工事の流れをご説明します。

<一般的な工事の工程>
(1)墨出し
  ↓
(2)B工事(防災設備・建築設備)
  ↓
(3)間仕切工事(LGS・PB貼り)
  ↓
(4)内装工事(表装・床)
  ↓
(5)インフラ工事(電話・電気・LAN)
  ↓
(6)新規家具の搬入
  ↓
(7)お引越し

(1)墨出し

オフィス内装工事?墨出し工事を始める前に、「墨出し」という作業を最初に行います。

墨出しとは、建物の柱の中心線や、床・壁の仕上げ面の位置など、工事の基準となる線を、構造体などに記す作業のことです。この墨出し作業の実施により、図面と寸法の相違がないか、壁の立つ位置に設備が干渉していないかなどを、事前にチェックをします。

現地調査(第2回:「プラン進行・デザイン」参照)でも位置や寸法を調査・確認をしていますが、ここでしっかり最終確認をします。

(2)B工事(防災設備・建築設備)

内装工事の中で移転担当の方からよく質問される「B工事(お客様が費用を負担するが、ビル管理会社の指定する施工会社が工事を実施する)」ですが、大きく簡単に言うと「空調機やスピーカー、スプリンクラー、煙感知器、誘導灯等、ビルの天井・躯体に付属している防災設備を動かしたり増減させる工事」のことで、私たちが担当する「C工事(お客様が費用を負担し、お客様が選定した施工会社が工事を実施する)」とは別に考える必要があります。

こちらのB工事施工会社との打合せ・金額交渉も私たちがお手伝いしておりますので、お気軽にご相談ください。

(3)間仕切工事(LGS・PB貼り)

オフィス内装工事?間仕切り工事1現在、ヴィスの移転工事がどの段階かといいますと、間仕切工事(LGS・PB貼り)をしているところになります。

LGS(Light gauge steel:ライト ゲージ スタッド)とは、「軽量鉄骨」(厚さ6mm未満)のことです。みなさまのお家やオフィスの壁の多くが、このLGSという軽量鉄骨で下地が組まれています。

実際の軽量鉄骨は、こちらの写真のようなものです。お家やオフィスの壁の中身がこんな作りになっているなんて知っていましたか?

PB(Plaster Board:プラスターボード)とは、「石膏ボード」(厚さ9.5、12.5、15.0、21.0mm)のことで、芯材に石膏を入れ、その両面と側面をボード用紙で覆ったものです。耐火・防火・遮音性能に優れています。

PB貼りは、木の下地の上にプラスターボードを貼り付ける作業のことで、内装のクロス貼りや塗装の前工程作業で、壁や天井の下地になります。

■無線調光システム■

オフィス内装工事?無線調光システム今回のオフィスでヴィスが新しく取り入れたものがあります。それは、遠藤照明『Smart LEDZ』という無線調光システムです。

今までの調光といえば手でスイッチを回して調整していましたが、『Smart LEDZ』はタブレット一つで、なんと照明器具1台から調光をすることができます。たとえば、日中の日の光が強い時間帯は照度を落として節電することや、人感センサーによって人のいない部分の照明だけを消して省エネにつながるなど、ストレスなく快適に節電・省エネができる照明システムです。

このような新しいシステムやデザインを取り入れた新しいオフィスを、みなさまにお披露目できる日も近づいてきております。当社ではオフィス見学会も行っておりますので、ぜひ遊びに来てください。

【ヴィス豆知識】

Q.壁はどこにでも建てることができますか?
A.答えはNOです。壁が建つ位置に防災設備が干渉していたり、壁のエンド部分がビルの窓ガラス面と接触する場合などは、壁を少し曲げて接触を避けたり、干渉物を移動した上で壁を建てる必要があります。

Q.家具はヴィスで提案してくれますか?
A.もちろんご提案させていただきます。ヴィスでは移転に伴うあらゆる業務に対応しております。家具に関しては国内メーカーから海外のメーカー、オリジナルの造作家具までご提案可能です。その他にもオフィス物件の御紹介から、設計、施工、電気・電話・LANなどのインフラ工事、お引越・廃棄、移転案内のはがきや会社案内、名刺作成といったDTP、WEB制作まで、すべてワンストップでお手伝いさせていただいております。