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2019.9.13

From VIS

誰にとっても使いやすい。ユニバーサルデザインに特化したデザイン事例

どうも。大阪設計のTです。
今回はデザインの中でも視覚障害に特化しているユニバーサルデザインの
実験的な事例をご紹介させて頂きます。

デザインと一言で表しても、「かっこいい!」「きれい!」だけでは片付けられず、
どのような形や空間にするか、色彩等を豊かにするかを考えることがデザインだと思っております。


神戸の「神戸アイセンター」のエントランスにある「ヴィジョンパーク」という事例をご紹介させて頂きます。
エントランス付近を待合室ではなく、公園のような空間に作り上げています!

全体の計画内容は視覚障害の有無に関わらずお互いに干渉することないけれど、
他人の存在が心地よく感じられるような程よい距離感、
安心感が持てるような空間を目指して計画されたとのことです。

実際に訪れると様々な工夫がなされていました!


身体感覚で手を伸ばすと触れる家具のサイズ感や配置、
腰壁等感覚で取り付けているリブは通行のガイドの作用をしており、
様々な人への配慮が見られました。

また感触や音の違いで変化がわかるように床仕上げなども変えて、
感覚的な部分のデザインを取り入れていました。
また色彩に関しても全体の空間に合わせながらも、色分けがなされているように感じました。

細かい部分ですが、出っ張りになる巾木はつけずに
入巾木にしているなど細かい部分もデザインされていました!


そして、なんと施設内にボルダリングできるスペースも作られています!
「みちびクライミング」といって、登録されたルートの次に持つべきホールドが明るく点滅。
正しいホールドを持つことができたら、 荷重センサーにより音が鳴るとともに
また次に持つべきホールドが点滅を始めてゴールまで辿りつくという、
多種多様な人が楽しめるような仕組みになっています。

最後に施設内にあった模型写真です。
模型ってあるとテンション上がりますよね。(僕だけですかね。。。)
視覚障害へ特化した施設でしたが、多様な価値観や、色々な人が働く環境に変わりつつある
社会に対応できるような知識もつけていかないといけないと感じさせられました。

日々勉強ですね!
それではまた!