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2017.5.15

From VIS

【オフィスぶらり】新しい世界への第一歩。デザインというアイディアがちりばめられた株式会社レアジョブ様のオフィスに行ってきました。

「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」というサービスミッションを掲げ、英会話業界にイノベーションを起こし続けている株式会社レアジョブ様。有名ドラマのロケ地ともなっていたデザインと工夫に溢れたオフィスにぶらり行ってきました。

シンプルだからこそ綺麗に映えるコーポレートカラー

エントランスに一歩入った瞬間に「きれい・・・」と呟いてしまうほど、真っ白でとても清潔感溢れる空間が広がっていました。そしてなにより一際目をひくレアジョブ様のロゴマーク。
「これは・・・テレビCMでよく見るやつだ・・・!」と、ロゴマークを見ただけでテンションが高まります。
一見とてもシンプルな「白色」の空間なんですが、床は艶のあるタイルになっていたり、壁はR型になっていたりして、異素材や異形状が組み合わせされているので、不思議とシンプル=単一的という感じがしません。それどころか、高いデザイン性や上品なイメージを感じられたり。シンプルって簡単そうに見えて一番バランスが難しいんですよね。でもレアジョブ様のエントランスはシンプルだけどデザインを感じられ美しかったです。間接照明も関係しているのかな。
さて、憧れのレアジョブ様にお近づきになれると思うと、なんだか緊張・・・。

言葉では伝えきれないサービスを映像で伝える

受付で呼び出しをして待っている間、ふとモニターに目をやると映像が流れていました。少し眺めていると、レアジョブ様のサービスである「オンライン英会話」の再現VTRが。
「こんな風にオンライン英会話をするのかぁ。思っていたよりもタイムラグなく会話ができるんだなぁ。」と、映像を見ることでかなりリアルにイメージできて、オンライン英会話やってみようかな?と思うくらい。後から話を聞いたところ、「もっとオンライン英会話を身近に感じてもらいたい」という思いからエントランスにモニターの設置を決めたんだそう。
家具とか食品とか、カタチのあるものではない事業の場合、映像で伝えることは確かに効果的。
言葉よりも何十倍も理解が深まります。

フレキシブルデザインが空間に多様性をもたせる

さてこちらはイベントスペース。あの真っ白のエントランスの真裏側なんですよ。壁一枚を挟んでこんなにもイメージの異なる空間が広がっているとは・・・デザインの力って不思議です。
イベントスペースでは会社で企画している対外向けのイベントを行ったり、社内のイベントやミーティングを行ったりされるそう。お邪魔した日もプロジェクターを用いて社内ミーティングが行われていました。
この広い空間に3人・・・贅沢だ。
とても落ち着いた雰囲気の空間なので、一人集中して作業したい時に活用している社員さんも多いそう。うん、わかるわかる。
個人的には、床の張替えがツボなんです。リフレッシュスペースやカフェ風の空間を創る時によく木目の床材を使うことが多いんですが、中央に施されているチェック柄のタイルカーペットがアクセントになっていてすごく可愛い。全面「木目」もしくは「チェック柄」でなく、2色使いしているところ、空間を斜めにレイアウトするようにデザイン張りされているところが素敵ですよね。ヴィスのデザイナーながらにセンスを感じます・・・!
床にデザインがはいるだけで空間の印象がガラリと変わるので、床で遊ぶのはオススメですよ。

素材から空間コンセプトを感じさせる

空間をよりカフェっぽく感じさせるのはこのレンガでしょう。最近はレンガ柄のクロスも豊富にあるんですが、こちらは本物のレンガでした。やはり本物は質感が出ていて風合いが違います。しかもこのレンガは柱の部分のみに張ってあるんですよ。柱を柱と感じさせないデザインの工夫。素敵です。一面木目のクロスよりも、一部レンガを施したほうが空間が間延びせずメリハリがつきます。
そしてなにより、赤レンガという素材自体が可愛い。カフェっぽい。

こちら側の壁もイベントスペースに面する壁なんですが、エントランスの真裏の壁なんですよ。
おや、なんだか艶っとしている・・・。もしや・・・と思い聞いてみたら、やはりアイディアペイントが施されていました。
もうご存知の方も多いかもしれませんが、アイディアペイントという特殊塗料で塗装壁の上に塗るだけでその壁がホワイトボードになるんです!なんて機能的!
もちろんヴィスにもありますよ。ワークスペース内のイエローの壁に塗布してあります。アイディアペイント自体は透明なので、下に塗る色で色々遊べるのもいいですよね。

デザインというアイディアが有るものを見えなくさせる

ぐるりと一周見回してみると、うっすらと木目の壁に浮かび上がる線・・・。あ、扉だ。扉も壁と同じ木目だったので馴染みすぎて気がつきませんでした。
しかもこちらの扉、開けると中がストックスペースになっているんです。す、すごい。隠し部屋みたい。
中にはイベント時に使うテーブルやチェアなどがスタッキング収納されているんだそう。収納を収納に見せないデザイン。素晴らしい。
空間がとても整ってみえるのは、このようにデザインを邪魔するものが一切ないからでしょう。
デザインとは工夫ですね。

少しの工夫で表現できるひとつとつの個性

イベントスペースの落ち着いたデザイン空間を通りぬけた先には会議スペースがありました。コチラです!
私はここを見た瞬間、テンションMAXに!!
「こ・・・これは!大好きでよく見ていたドラマ『東京タラレバ娘』で見た会議室だ!」
そうなんです。レアジョブ様のオフィスはドラマの撮影地としても利用されていたんです。ここであの有名な俳優さん、女優さんが過ごしていたんだと思うと・・・にやにやが止まらない。オフィスぶらりと共にロケ地(聖地)巡りもできるなんて、嬉しい限りです。
それにしても会議室がとてもカラフル。よく会議室の壁をガラスにして白っぽいフィルムを貼ることはあるのですが、同じ「貼る」ということでも色々な色のカラーフィルムを貼るだけでこんなにも印象が違うんですね。見ているだけで楽しい気持ちに。
この会議室の中ではどんなワクワクが待ち受けているんだろう・・・。

目に見る空間を全てデザインし世界観をつくる

多くある会議室のうちのひとつがコチラ。Atlantic Oceanというネーミングの会議室だそう。ネーミングにマッチした空間デザインになっていますよね。最近は「会議室1」「会議室2」などのネーミングではなく、レアジョブ様のように「Atlantic Ocean」「America」など、意味を込めて会議室にネーミングするケースが増えています。ネーミングすることで、その会社のオリジナリティがだせますし、社員様の愛着も沸きやすくなります。ヴィスでも書斎というコンセプトにちなんで会議室のネーミングは「Shakespeare」「Carroll」など、著名な作家さんの名前がついているんですよ。
Atlantic Oceanというネーミングが納得できる綺麗なブルーがよく映えてます。

こちらのお部屋のネーミングはなんだろうな・・・?ブルックリンっぽいなぁと思っていたら、やはりAmericaというネーミングのお部屋でした!おぉ、イメージ通り。
このお部屋の粋だなという点が、クロスの2柄使い。白い色のクロスにするにも柄物のクロスにするにも値段は変わらないので、会議室はネーミングに合わせてクロスの柄を変えることをおススメしているのですが、2柄組み合わせは珍しい。柄と柄を組み合わせるのってセンスが問われるのでなかなか難しいんですよね。さすがのデザインバランスです。

固定概念を変え新たな常識をデザインする

そしてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、なんと会議室の扉・・・全てデザインんが違うんです!!全部ですよ、全部。すごいですよね。オリジナリティの塊でしかない。
確かに、会議室の中ひとつひとつネーミングに合わせてクロスの柄や床カーペットのデザインを変えて雰囲気を変えることができるんですが、扉って平らになっている場合がほとんど。そこに敢えてデザインを加えることで、通路側からみた会議室の印象もひとつひとつ異なってみえて、単一的ではない動きのある空間が生まれます。他の扉はどんなデザインになっているんだろう・・・。ひとつひとつ見るのが楽しくなります。
さらに目を引くのはドアノブに引っかかっているプレート。会議室のどの扉にもついていました。こちらは会議室のネームプレート代わりに使用されているものだそうで、プレートには会議室のネーミングと「vacant」or「occupied」の使用中を確認できるデザインが。オリジナルのデザインってその会社らしさを感じられていいですよね。

大切なことをわかりやすく

会議スペースの中央にはパントリースペースがありました。どの会議室からのアクセスしやすいのでお客様へのお茶だしもスムーズ。会議室の空き待ちの際にもちょっと立ち話とかできそう。ちょっと立ち話とかのカジュアルなブレストが意外と良いアイディアが生まれたりするんですよね。
壁面には大きく世界地図が描かれていてインパクト大!黒板にチョークで描かれている世界地図は、フィリピンをメインにオンライン英会話をされているレアジョブ様ならではの世界地図になっているんだそう。なんだろうな・・・あ、フィリピンがちょっとだけ大きい!!

色で遊ぶ。ブランドを高める。

さて、いよいよワークスペース。あちらこちらにコーポレートカラーであるグリーンが目に留まります。空間の真ん中にある柱って邪魔に思えるんですが、レアジョブ様のオフィスのようにコーポレートカラーに塗ることで柱さえもデザインに見えますよね。色が加わるだけでこんなにも空間の印象が変わるのかと思うと、本当に不思議。チェアもグリーンで統一されているのでワークスペース全体がカラフルな印象になって、楽しい雰囲気が伝わります。チェアは意外と空間の大部分を占めるカラーなので、ワークスペースの印象を左右させる隠れポイントだったりするんですよね。コーポレートカラーで統一したり、5種類くらいのカラーを混ぜたり、チェアの生地の色で遊ぶととっても楽しいですよ。
それにしても皆さん座っているチェア・・・岡村製作所のバロンチェア。しかもヘッドレスト付という贅沢!
社員さんを大切にされているんだなぁ。

なにをしたいか、どうありたいかを選べる自由

窓際にはファミレスブースがありました。この時も社内ミーティングでファミレスブースはほぼ満席状態でした。(写真は別日撮影) 
いかにワークスペースにファミレスブースがあるとミーティングが活発的になるかわかります。この気軽に集まって話しができる感じがいいんですよね。ファミレスブースってすぐに集まれるというスピード感と、気持ちをラフな状態でブレストできるという想像力の助長と、いいことづくしなんです。特にレアジョブ様のファミレスブースは大きな窓の近くにレイアウトされているので、外光がたっぷり入って気分転換にも最適。外を眺めながらちょっと休憩・・・なんてシーンにも使えそう。

窓際といえばカウンター!ということで、もちろんカウンターもありました。
一人集中したい時はカウンター席は本当にお勧め。ワークスペース内は色々な情報に溢れていることも事実なんです。それは垣根を超えてコラボレーションできるというメリットもあれば、無意識レベルで集中力が阻害されるというデメリットもあります。デメリットをカバーする意味で、ワーカーがその時の状況に合わせて”働く場”を選べることはかなり重要。そしてワーカーが自由に心地よく働ける環境を整えることも組織としての責務だと、私は思うんです。レアジョブ様には様々なワークスタイルに合わせた環境が所々に整えられていて、レアジョブ様の社員さんに対する想いをオフィスから感じ取ることができました。本当に素敵。

コミュニケーションをデザインする

ワークスペースの中央にはパントリースペースがありました。オフィスが広くなったがゆえに、メンバー同士の交流が希薄になってしまうのではないかと心配になってしまうもの。人が集まるスポットを敢えて中央にレイアウトすることで、自然と人と人が交わり必然的にコミュニケーションが生まれるそう。働き方やそこで働く方々の動きをきちんと意識してワークスペースを作ることが、「はたらく人々を幸せに。」に繋がっているんですね。
入れ代わり立ち代り人が行き来していて、写真のように少しコミュニケーションをして・・・というシーンを何回か目にしました。

当たり前にあるモノを当たり前でなくする

このパントリースペースの横の壁に穴がポコっと開いていたので、「なんだろう?」と見てみたところなんと勤怠リーダーが鎮座していました。おぉ、しっかり壁の中に収納されている。普通壁の外側に付けてしまうことが多い機械関係なんですが、壁に埋め込むとすごくスッキリ見えますよね。いいアイディア。
レアジョブ様のオフィスにはこういう「隠し仕掛け」みたいなものが多くてワクワクします。
ちなみに、なんでこの位置に勤怠リーダーがあるかというと、すぐ右側が社員通用扉があるんです。そしてパントリーの裏側はコートハンガースペース。
扉を開けて、勤怠リーダーで出勤をして、そのままの流れでコートを掛ける・・・なんてスムーズな動線。

オンリーワンが誇りを生む

お気づきの方も多いと思うのですが・・・パントリースペースで社員さんが使っていたテーブルはこちらのテーブルだったんですよ。(写真は別日撮影)
ロゴマークテーブル!!素敵すぎる!!実は「タラレバ娘」でもこちらのテーブルがよく映っていたので、絶対に拝見したいと思っていたんです。ロゴマーク可愛い!
ロゴマークってその会社の本当のオリジナルなので、ロゴマークにちなんだ造形物も必然的に世界でオンリーワンになりますよね。オンリーワンの家具、、、いいな。
しかもレアジョブさんのロゴマークが不均等な形になっているので、立つ位置によって人との距離感が変わるそう。毎回違う気分になれて楽しそうですよね。この位置では隣同士、この位置では広めで資料が広げられる・・・ひとつのテーブルで使い方は多種多様。一石二鳥どころではないですね。

個性をオフィスで表現する

「それぞれの強みを生かし、それぞれが活躍できる、多様性がある会社なんです。そんな会社の特徴をオフィス全体で表現されていると思います。」
ご案内してくださったご担当者様の言葉がそのまますっと胸に落ちるくらい、遊び心と機能性に溢れたレアジョブ様のデザイナーズオフィス。
またテレビ画面でお目にかかる日もそう遠くはないかも!?

さて、次はどこをぶらりしようかな。なっちむ