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2018.12.19

From VIS

「なんばスカイオ」で実感!空間デザインに大きな影響を与える照明計画

みなさま、こんにちは!

寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。



私は先日、10月にオープンした南海なんば駅直結

新複合施設【なんばスカイオ】に行ってきました。

各フロアで日本の伝統・文化を発信、体験できるようなエリアや

健康・美しさをサポートするエリアなどコンセプト設定がされており、

テーマにちなんだテナントが入っていました。

今回は、なんばスカイオの共用部の天井が各フロアで工夫されていたので、

特に照明計画についてフォーカスしてお話ししていきます。



まずは2F Shop & Restaurants フロア

LED照明が主流になって随分とたちますが、

近年はライン状の見せるLED照明が増えてきました。



天井にスーッと印象的なライン照明を設置することで、

先進的なイメージやクールな印象を与えることができます。



続いて、5F 伝統文化の体験工房 ほんまもん エリア

日本的なイメージを与えるためかと思いますが、

伝統建築の格天井をモチーフにしているような天井のデザインです。



2Fとは随分と印象が変わって見えます。

照度(照明の明るさの度合い)を少し弱いものにし、照明を設置する場所も限定することで

明るすぎず、落ち着いた印象を与えることができます。



さらに上、6F カラダのデザインサイト ヘルシーラボ フロア

健康をテーマにしたフロアだからでしょうか、

明るく動きのある天井のデザインになっています。



天井に高低差をつけて間接照明を入れています。

ラインでスッキリと見せつつも、面で明るく見えるので

健康・元気な印象を引き立たせていると感じました。



続いて7F コンベンションホール フロア

大きなホールや会議室のあるこのフロアは

ホテルのロビーのような落ち着いた空間になっています。



5Fにもダウンライトが使われていましたが、

さらに小さな照明器具で光の広がりも狭いタイプにすることで

天井の眩しさや照明の存在感を軽減し、落ち着いた空間を作っています。





さて、各フロアの天井・照明計画についてお話ししてきましたが、

照明で空間の印象がガラリと変わることがお分かりいだだけましたでしょうか。



オフィスの空間づくりにおいても照明が与える空間の印象というのは大きく変わります。

事務所の蛍光灯は空間全体を照らし、書類などを見やすいようにできていますが

無機質な空間の印象を与え、眩しさを感じたり、集中力が散漫になったりすることもあるかと思います。

天井の照明を工夫して働きやすいオフィス環境を作っていきませんか。



以上、大阪よりおゆきでした。