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2019.2.8

From VIS

ブランド(=商品)を具現化し、アイコン化している「青柳総本家」のデザイン

こんにちは!

名古屋最年長のcozyです。

今回は、名古屋のKITTEに約2年前にオープンした「青柳ういろう」の店舗「青柳総本家」を紹介したいと思います。

名古屋名物「青柳ういろう」で有名な「青柳総本家」は、2017年4月に全面開業した「JPタワー名古屋」の1階にあり、この店舗はイートインコーナーを併設していて、区画は奥行きがないものの間口がとても広く、14m以上あるとのこと。

日頃、オフィスの設計に携わり、企業のブランディングとデザインの関わりを常に考えていますが、この店舗を初めて雑誌で見かけた際に、とても上手に、ブランディングとデザインが掛け合わされていると感じました。

まずそのインパクト。

お店の広い間口を生かして、ういろうをイメージしたライティングオブジェが目に飛び込んできます。秀逸なのが、全長が10mほどのこのオブジェが、真ん中を越えたところから、少しづつ回転していて、右にいくほどねじれていて、「ういろう」の持つ柔らかさを、その光と形状で表現しているところ。

そしてデザインの細やかさ。

和の市松柄を取り入れた幾何学模様で店舗の壁面を構成し、さらにあえて凸凹を設けることで、木の壁面に陰影が表れ、その奥行き感と高級感を演出しています。う〜ん、上手です。

そして、何と言っても、インパクトとデザインで「ういろう」という商品ブランドを一瞬で認知させるあたりは、さすがに世界的に活躍するインテリアデザイナーである橋本夕紀夫さんの作品であるなぁと、感服した次第です。

世の中には、優れたデザインが数多く存在します。その意図を汲み取ることで、さらにデザインが好きになったりします。そんな素敵なデザインを求め、これからもどんどん現地に足を運んでみたいなぁと思っています。