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2019.11.11

From VIS

長野のおすすめ建築、茅野駅直結の複合施設「茅野市民会館」

こんにちは!7月よりキャリア(中途)入社した名古屋のクリエイターS.Aです。
オフィスの内装デザインに携わって4ヶ月、日々VISで楽しく刺激的な毎日を送っております!


今回は私のお気に入り建築のひとつ、茅野市民会館をご紹介します。
長野の茅野市にあるこの建築。茅野駅に隣接しています。
図書館、音楽ホール、劇場、美術館、スタジオ、レストラン、、様々な用途が集まった複合施設なのです。
2007年には日本建築学会賞を受賞しています。

この建築が面白いなぁ、、と感じるのは夫々のヴォリュームの配置です。

茅野駅と直結し、ホームと並行で配置された細長い図書館。
ガラスで仕上げられ、設計前は駅のホームから見ることができなかった八ヶ岳が見事に見えるのです。
天井が高く大きな空間であるはずなのになぜか落ち着く、自然光がたっぷり入る明るい空間でした。
電車を待っている間にこの空間で本を読めるなんて、、、茅野市民が本当に羨ましいです。

音楽ホールやレストランは、中心の広場を囲むように並んでいます。
ホール内には入れませんでしたが、ホワイエやレストランの作り方、
道路から見た際に印象が和らぐアールの外壁、、、etc
力強いのに繊細で綺麗な空間!思わず長居をしてしまいました。

そんな素晴らしい茅野市民会館を設計したのはNASCAの古谷誠章氏。
古谷さんは公開プロポーザルで設計者に選ばれ、市民と数多くの議論・打合せ(なんと140回以上!)を重ね、この建築を完成させたそうです。
その議論の回数に納得!の人の多さ。駅という街の入口にふさわしい、賑わいがあふれる建築でした。

利用者と一緒に作っていくことの重要さはオフィスデザインにも言えること。
規模は違えど茅野市民会館をみならって、実際に働く人の声を大切に設計をしていきたいと思います。

長野に行った際はぜひ茅野市民会館へ!
少し足を伸ばして、諏訪大社(こちらも私の大好きな場所です、、!)に行くのもオススメです。