オフィスの天井高を選ぶポイント!働きやすい高さはどれぐらい?

新しいオフィスを選ぶ際、物件の立地や広さだけではなく、天井高もチェックすることをおすすめします。 この記事では、オフィス選びに天井高が重要な理由と、天井高を選ぶ際のポイントや注意点について解説していきます。

この記事は約5分で読み終わります。

オフィス選びで重要!天井高とは?

床から天井までの高さを「天井高」といいます。

天井高は空間全体の雰囲気やイメージを左右する重要な要素です。天井高によって、同じ広さの空間が広く感じられたり狭く感じられたりすることがあります。働きやすいオフィスを作るためにも、最適な天井高を考えることをおすすめします。

ただし、建物によっては、上げ底の床になっていたり、梁を見せる天井のデザインになっていたりすることがあります。この構造を確認しないまま移転を進めてしまうと、オフィス家具を置きたい場所に設置できない可能性があるため注意しましょう。

オフィスを選ぶ際は実際に物件を確認して、天井高をチェックしておくことが重要です。

オフィスにおける天井高選びの必要性

空間の広さは天井高によって感じ方が大きく変わるため、オフィスを選ぶ際は天井高も重要なポイントといわれています。

ここでは、天井高が人や空間に与える影響について見ていきましょう。

天井高は仕事の効率に影響を与える

天井高が低いと、たとえ同じ広さの空間であったとしても、人は圧迫感を覚えます。天井からの圧迫感は無意識のうちにストレスとなりやすく、結果的に仕事の効率を低下させるおそれがあるのです。

ただし、天井高は「高い方が良い」わけではありません。なぜなら天井高が高すぎると、今度は空間が広すぎることに居心地の悪さを感じ、気持ちが落ち着かなくなってしまうからです。

つまり、天井高は低すぎても高すぎても仕事の効率に影響を与えてしまうといえるでしょう。

オフィス環境に影響を与える

天井高はオフィス環境を左右します。

例えば、高い天井の場合は背の高いオフィス用収納家具を置くなどして、効率的に物品を収納することが可能です。あまり使わないオフィス用品や、大きく場所を取るようなインテリアも、高い場所に収納すればオフィス内を美化できるでしょう。しかし、冷暖房が効きにくくなったり、それにかかる費用が大きくなったりする可能性があります。

低い天井の場合は、冷暖房の効率が良かったり、電気やエアコン設備などのメンテナンスがしやすかったりする一方で、置きたい家具が置けなかったり、自然光が入ってきにくくなることがあります。社員によっては、圧迫感や、光が入ってきにくいことで、精神的に負担を感じてしまうかもしれません。

近年はデザイン性を重視して天井高が高いオフィスが増えていますが、社員の働きやすさを尊重し、健康状態を守るためにも、最適な天井高のオフィスを選ぶことが重要なのです。

自社に合った天井高の選び方とは

では、社員にストレスを与えない天井高とは、一体どのくらいの高さなのでしょうか。実はオフィスに適した天井高は、業務内容やオフィスの広さ、そこで働く社員の人数などによっても異なります。

ここでは、自社に適した天井高の選び方や注意点について解説していきます。

一般的なオフィスの天井高

建築基準法ではビルの天井高は2,100mm以上と規定されていますが、一般的なオフィスの天井高は、2,500~2,800mmが多いです。

日本人の平均身長をふまえても、一般的なオフィスの天井高であればストレスを感じさせることはないでしょう。近年は、天井高3,000mmを超えるオフィスも増えてきています。

企画やアイデア出しをするようなクリエイティブな仕事の場合は、天井高は高い方が開放感があって仕事がしやすいでしょう。

オフィスの面積や人数にあわせて厳選する

同じ面積でも、オフィスで働く人数によって適切な天井高は変わってきます。少人数でアットホームな雰囲気で働いているオフィスの場合は、天井高が高すぎると落ち着きがなくなってしまうので、その場合は、一般的な高さで十分です。

OAフロアの場合は床の高さを考慮する

オフィスで多く設置されているOAフロアは、床下に配線などを収納するため、30~100mm程度の高さを必要とします。そのため、OAフロアを採用しているオフィスはすっきりした印象を与えられるものの、天井高が低くなってしまうのが現状です。

OAフロアが設置されているオフィスを選ぶ場合は、内覧する際に圧迫感がないかをしっかりと確認するようにしましょう。

オフィス選びに迷ったらヴィスがおすすめ

天井高や空間が人に与える影響など、オフィス選びの要素が多すぎて迷ったときは、ヴィスにご相談ください。

オフィス選びの一環として、不動産会社と物件の内覧に同行し、空間全体のご提案をすることも可能です。

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またヴィスでは、オフィス選びだけでなくレイアウトから家具・内装デザインにも対応しており、企業ブランディングの効果を高めるオフィスづくりをトータルでご提案いたします。

「オフィスを移転したいが何からはじめたら良いかわからない」「自社にとって最適な天井高を知りたい」という方は、お気軽にヴィスまでお問い合せください。

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オフィスデザイントレンド

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まとめ

今回は、オフィス選びに天井高が重要な理由や天井高を選ぶ際のポイントなどについて解説してきました。普段あまり気にすることのない天井高ですが、人やオフィスに与える影響は大きいものです。

最適な天井高は、業務内容やオフィスの面積、そこで働く人数などによっても異なります。オフィスを選ぶ際は、自社の業務内容や社員数などを考慮して最適な天井高を選択しましょう。

オフィス選びや移転に悩んだときは、ヴィスにご相談ください。お客様のニーズに合わせた最適なオフィスデザインをご提案いたします。