オフィスの便利な設備24選!便利なオフィススペースを作るポイント

オフィス移転や改善を検討中なら、設備の工夫も検討しましょう。会社のスタイルに合うものを厳選すれば、オフィスが抱えている課題を解消できる可能性があります。 今回は、快適なオフィス作りに役立つ便利な設備や選び方、オフィスでの課題解決のポイントを紹介します。

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オフィスの便利な設備24選

オフィスで集中して仕事に取り組むためには、便利で使い勝手の良い設備が欠かせません。快適なオフィス作りに役立つ便利な設備についてカテゴリー別に紹介します。

高機能家具

■オフィスチェア

オフィスで長時間にわたって体を預けるオフィスチェアは、仕事のしやすさを左右します。オフィスチェアはハイバック型、ローバック型、前傾姿勢タイプ、後傾姿勢タイプと種類が豊富です。座り心地は体格や好みによって左右されるため、個人にあったチェアを選ぶ必要があります。

また、直接体に触れるため、長時間座っても疲れにくい、蒸れにくいなど、機能性が高い商品もあります。

■昇降テーブル

机の高さを自由に変え、座位と立位の両方に対応できて便利です。立つ、座るを切り替えることで疲労感を軽減し、目線の変化が脳を刺激して、集中力や発想力を高めます。

■パーソナルロッカー

書類や文房具、PC、個人の手荷物など、なんでも収納できるオフィス家具です。PCの充電ができる電源タップつきやメールボックスとしても使える投函口つきなど、多機能な商品が登場しています。

■ワゴン

ワゴンはキャスターを使って動かせるのが魅力です。フリーアドレスのオフィスでも役立ちますが、荷物の収納量や移動のしやすさ、頑丈さは商品ごとに異なります。

■キャビネット

おもに書類を保管するオフィス家具です。収納する書類や量、設置スペースにあわせてさまざまなサイズがあります。重要度の高い書類を収納できる扉つき、鍵つきの商品もあります。

システム

■サウンドマスキングシステム

オフィス内に自然な周波数の音を流し、周囲への音漏れや雑音を防ぐ音響システムです。音を防ぐ範囲や阻害度は個々に異なるため、オフィス内の空間設計にあわせて選ぶ必要があります。

■入退室管理システム

認証機能でオフィスへの不正な侵入を防ぐシステムです。ゲート式や認証式、監視式などさまざまな種類があります。認証の仕方は暗証番号やICカードを使うもの、指紋や虹彩などを使う生体認証など、設置するスペースや目的に応じて選べます。

■サイネージ

ディスプレイ画面に文字や映像を表示する、いわゆる「電子看板」です。宣伝効果が高いのが特徴ですが、表示できる情報や内容量、デザインは商品によってさまざまです。社員間の情報共有や業務効率化にも活用することができます。

■テレビ会議システム

遠隔地にいる社員や取引先と、モニターをとおして会議ができるシステムです。参加人員によって小規模用から会議室用、大規模用まで、さまざまな商品がラインナップしています。

■無人受付システム

受付に人を置く必要がなくなり、人件費の節約や業務の効率化に役立ちます。操作のしやすさは商品によって異なり、自社商品をアピールするデジタルサイネージ機能をもつシステムも登場しています。

空間/スペース

■リフレッシュスペース

休憩時や社員が疲れたとき、気分転換やコミュニケーションの場としても活用できます。オフィスのスペースや目的、社員の使い方にあわせた空間設計、家具の配置が求められます。

レイアウトやデザインによっては、社員のアイディアを創出することにもつながります。

■多目的スペース

社員のリフレッシュやコミュニケーションの活性化に役立つ、自由な使い方ができるスペースです。会議室や打ち合わせにも使えるもの、企業のブランディングに役立つ奇抜なデザインもあり、用途にあわせて多種多様な空間設計ができます。

■個室ブース

簡単に個室化でき、社員が集中して仕事に取り組めるのが魅力です。広さや構造によっては、テレワークやWeb会議、応接室など、多彩な使い方ができます。フリーアドレスと併用することでメリハリをつけることも可能です。

■カフェスペース

コーヒーサーバーの設置だけでなく、バーカウンターつきの本格的な設備を導入する企業が増えています。社員の休憩のほか、おしゃれなデザインにすることで企業のイメージアップやブランディングにも活用できます。

■図書館

ビジネス書や専門書だけでなく雑誌や小説なども置くと、仕事とリフレッシュの両方に役立つ空間作りが実現します。本棚や机を置いたシンプルなものから、本をおしゃれに飾るディスプレイ方式や、カフェスペースを併設したデザインまであります。

■仮眠室

社員の健康増進やリフレッシュ効果が見込めるとされ、導入する企業が増えています。休憩室を兼ねるものからベッドの設置、畳スペースなど、使い方にあわせて多彩な空間設計ができます。

オフィス備品

■パーテーション

手軽に設置でき、ワークスペースを分割して目隠しや騒音を防ぐ効果が期待できます。完全に遮蔽するタイプのほか透明、半透明の素材を使ったものがあります。サイズや構造もバリエーションが豊富です。

■ホワイトボード

オフィス内での情報集約や記録に重宝します。さまざまなサイズがあり、壁掛け式、移動式、携帯性を高めて持ち運びができる商品もあります。

■災害時の備蓄

災害は、いつ起きるか予測がつきません。交通網の断絶が起きた場合、社員が寝泊まりする可能性もあります。食料や水、非常用トイレをはじめとする衛生用品、懐中電灯、ラジオなどをセットしたオフィス向けの防災用品が市販されています。

■バランスボール

社員の姿勢改善や腰痛予防、集中力アップにも役立つと注目されています。オフィスのスペースや雰囲気に合わせて素材やサイズを選べますが、仕事の邪魔にならないよう、転がり対策に配慮された商品もあります。

■インタラクティブホワイトボード

PCやタブレットといった端末と連動し、情報を表示できるホワイトボードです。サイズの違いのほか、文字の書き込み機能やデータの保存機能はさまざまで、メール機能があるもの、遠隔地とリアルタイムでつながることが可能なタイプもあります。

■アロマ

香りによる癒しは、社員のリフレッシュや集中力を高めるのに役立ちます。そのほか、肩こりなどの体の不調を和らげる効果も期待できます。

企業のイメージアップにもつながりますが、香りの種類や強さによって好き嫌いがあるため、導入の際は注意しておきましょう。

■グリーン

目に優しく、空気を浄化する効果もある緑の植物は、オフィスの癒しの空間作りに役立ちます。導入方法としては、自社購入とレンタルがあります。植物の種類やサイズによってオフィスでの管理のしやすさが異なります。

■ウォーターサーバー

いつでも飲めるため、社員の福利厚生や業務の効率化に貢献します。冷水と温水の両方が使えるタイプがあり、交換する水の種類や価格、ボトル交換のしやすさなどは商品によってさまざまです。

【課題から選ぶ】おすすめ設備を紹介

 

導入する設備に悩んだら、現在オフィスで抱えている課題や悩みから選んでいくのも選択肢のひとつです。

ここでは、代表的な事例から、おすすめのオフィス設備を紹介します。

生産性を高めたい

生産性を向上させたいときは、機能性の高い設備がおすすめです。高機能なオフィスチェアや個室ブース、ミーティングスペースでストレスを減らし、生産性アップを目指しましょう。

オフィス内にリフレッシュできるスペースがあると健康増進を図れて、社員の満足度も向上します。一度導入すれば長期間使用できるため、コストダウンだけを重視せずに検討してみてください。  

オフィスのスペースが狭い

オフィス空間が狭いと移動しにくく、業務効率が低下します。パーソナルスペースが確保されていないと、周囲の視線が気になり、社員のモチベーションに悪影響を及ぼします。多目的スペースの導入、多機能家具を活用した省スペース化  、パーティションで目線を遮るなどの工夫が必要です。

デスクを日替わりで自由に選べる、フリーアドレスの導入も効果的です。フリーアドレスのメリットやデメリット、使い方のポイントについては以下の記事を参考にしてください。

フリーアドレスオフィスのルールとは?スムーズな運用に必要なこと

コミュニケーションを活性化させたい

テレワークなどの新しい働き方の普及により、社員同士が交流する機会が減少しています。情報共有や連携がうまくいかないと業務に支障がでるため、リフレッシュスペースや多目的スペース、カフェスペースを活用しましょう。

フリーアドレスのほか、ABWを取り入れるのも有効です。ABWとは、業務内容に応じて、社員が働く時間や場所を自由に選べるワークスタイルのことをいいます。

詳しくは以下の記事で紹介しているため、あわせてチェックしてください。

新しい時代の働き方、ABWとは?特徴やオフィスへの導入方法を解説

社員の健康を保ちたい

社員の健康が気になる場合は、グリーンやバランスボール、昇降型デスク、アロマ、サウンドシステムの導入がおすすめです。社員が心身ともに健康だと集中して仕事に取り組むことができます。結果として、企業全体の生産性向上につながるでしょう。

インターフェイス社実施のアンケートによると、グリーンなど自然が感じられる空間で働く人において、そうでない人に比べて以下のような効果が分かったそうです。

・幸福度 15%アップ
・生産性 6%アップ
・想像性 15%アップ

出典:「自然と共存するオフィス『バイオフィリックデザイン』」(株式会社ヴィス)

社内の活性化やブランディングの面でも、健康経営は重要です。社員の健康のためにオフィスの環境を整える工夫については、以下の記事で紹介しています。

健康経営オフィスで社内を活性化!3つのメリットを紹介

社員が働きやすいオフィス環境を作るなら、オフィスのレイアウト変更や新しい働き方を導入するのも選択肢のひとつです。

ヴィス東京オフィスでは、さまざまなメーカーのチェアを取り揃えていたり、多目的スペース、カフェスペース、図書館を設置したりなど、本記事でご紹介しているものを多くご体感頂けます。

見学会の開催もしておりますので、気になる方はぜひお気軽にお申込みください。

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まとめ 

快適なオフィスでは、社員がいきいきと働き、実力を発揮できます。オフィスの設備は便利なものへと進化しているため、課題解決のために、入れ替えも検討してください。

レイアウトに悩んだらプロに相談して、機能性の高いデザイナーズオフィスで生産性の向上を目指しましょう。